松山で国谷キャスターが講演 女性登用、挑戦の機会を
「えひめ男女共同参画フェスティバル2016」(えひめ女性財団主催)が3日、愛媛県松山市山越町の県男女共同参画センターで始まり、キャスターの国谷裕子さん(59)が女性が活躍できる社会の実現について講演した。
国谷さんはNHKの報道番組を担当した23年間で「共働きが増えて女性が働くことが当たり前になったが、正規雇用の割合は年々下がっており環境は不安定になっている」と指摘。育児休業や短時間勤務など制度充実の一方「男女平等の意識改革が本当にできているのか」と問いかけた。
重要な仕事を任されないことなどが女性のキャリア形成を阻んでいるとし「企業や行政が女性を登用し、チャレンジさせていくことが重要だ」と強調した。